ホーム | The Rolling Stones > 2017-18THE ROLLING STONES - BERLIN 2018(2CD)
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THE ROLLING STONES - BERLIN 2018(2CD)[IMPORT TITLE]

販売価格: 2,800円 (税込)
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Live at Olympiastadion, Berlin, Germany 22nd June 2018 TRULY PERFECT/ULTIMATE SOUND

 今振り返ってみると、昨年秋の「NO FILTER」ツアーは演奏のハラハラ感とは裏腹に、オーディエンス録音のクオリティに関してはレベルが高めでした。何しろ初日で今や伝説のハンブルク公演などは極上の音質であのスペクタクル・ショーをドキュメントする結果となってしまったほど。さらにはルッカ、そして「DEFINITIVE MUNICH」など、素晴らしい音質のオーディエンス録音が登場し、徐々に調子を取り戻してゆくストーンズの様子をこれまたドキュメントしてくれたものです。
 その点、今回の「NO FILTER」ツアーではこれらのような音源のクオリティに迫るオーディエンス録音が登場していないのは事実。もちろんレベルは高めなのですが、それでも先に挙げた昨年の音源のような「別格」と呼べるようなものがない。例えば一連のイギリス行程を録音してネット上に挙げたテーパー「CL」音源などはその典型で、いくつかの公演に関しては当店がイコライズを加えたことで限定プレスCDのリリースに足るクオリティへと昇格させたものです。
その中では「MANCHESTER 2018」が録音クオリティと演奏の両方でベストだと呼べるのではないでしょうか。実際、昨年の秋にあったようなハラハラ感が演奏から払拭されたのとは反対に、音質面で昨年の抜きん出た音源のいくつかに及ばないというのは何とも皮肉なものですね。

今年のツアーですが、イギリス行程が終了したのちはヨーロッパへと舞台が移って現在も進行中。ここで昨年を彷彿とさせる現象が起きました。ヨーロッパ行程の初日はベルリンだったのですが、ドイツ・エリアに到達した途端、遂に本ツアーから別格なクオリティを誇るオーディエンス録音が登場したのです。それを録音してくれたのは以前ポール・マッカートニーの2016年ツアー最高音質アイテム「ONE ON ONE IN BERLIN」でマニアをアッと言わせたあのテーパー。
それだけに今回のストーンズ、ベルリン公演もこれまた極上のクオリティでキャッチしてくれている。オンな音圧と何と言ってもクリアネスが素晴らしい。正に「待ってました」と言いたくなる質感。さらに特筆すべきは、これまでの2018年ツアー音源のジレンマでもあった大会場ライブ故に周囲の騒がしさがびっくりするくらい感じられないということ。これはOKMブランドの高品位マイクロフォンを使った結果であると思われ、この辺りがイギリスでの「CL」録音とは別次元なクオリティの高さを実現させたのでしょう。
ところがです。今回の音源には「Start Me Up」の前半二か所で音飛びが生じてしまうという致命的なエラーがあったのです。実のところ、このテーパーがネットに上げる音源は昨年あたりからそうしたエラーが混入するようになってしまい、恐らくは録音機材に問題が生じたまま録音を続けてしまったのだと推測されます。
「Start Me Up」最初の音飛びは繰り返されるコーラスの最中(1:47)でしたので、まったく違和感なく修正できたのですが、もう一つの音飛び(2:03)は一番だけの歌詞の最中に起きてしまった。そこで、何となく節回しが似ていた三番から移植。それでも音飛びが解消できなかったことにより、一時は断腸の思いでCD-Rリリースへと降格しそうになったほど。それでもこれだけの音質を誇るのに…そこでもう一度、移植作業をやり直したところ、遂に目立たないレベルにまで修繕できたのです。普通に聞いている分には、おそらく気付かないと思います。これにてプレスCDでのリリースが可能となりました。

ところが演奏の方がまたドイツを訪れた途端に昨年を彷彿とさせるような状況が見え隠れする一日となってしまったという…。前半は今回のツアーらしく、非常に軽快な演奏を聞かせてくれる。逆にいつもなら当たり前のように力強い演奏を聞かせてくれた「Just Your Fool」で雲行きの怪しい場面がちらほらと。でも前半は全体を通して好調でした。今回のツアーで二度目の演奏となった「She's A Rainbow」はここでも良い出来で、しかもこの極上音質で聞けるとくればマニアには魅力的なポイントでしょう。
面白いのは中盤の「Sympathy for the Devil」。後半でフィーチャーされるキースのギター・ソロですが、キースがいつもと違うソロを弾こうと奮闘しているのです。ところが思い描いていたフレーズと指先が噛み合わない感じで弾けてない。それでも彼がここまで違う展開を聞かせようとした点は注目に値します。
問題は連日当たり前のように安定した演奏を聞かせていた「Miss You」から演奏のボルテージが落ち始めてしまうこと。続く「Midnight Rambler」もここ最近で絶好調の演奏を聞かせてくれていたのに、ここではがっくり勢いが落ちた始まり。それを察知したからか、この日はミックが同曲のかじ取りを受け持っているのが面白い。チャーリーのロール奏法を止めさせたり、あるいは「ヨーヨーヨー」と連呼した後でミックがまたしても展開を変えようとしている様子が伺えますが、やはりバンドに鞭を振るい直したのでしょう。
ところが悪いことは続くもので、今度は「Start Me Up」でミックの声が疲れを見せ始めてくる。まだロンドン二日目のようにガックリとテンションが下がる訳ではないのですが、それでも力強さが薄れた感は否めません。そしてラストの「Satisfaction」ではさらにミックの辛そうな場面がちらほらと。幸いにも現在のゆとりスケジュールのおかげで次のギグに響くほどではなかったのですが、ヒヤヒヤさせられる場面でした。
ショーの前半で覇気のない演奏が散見された昨年のツアーと違い、前半は好調なのですが、後半はミック以下の「疲れ」が演奏に現れてしまったかのよう。こればかりは如何ともしがたいのですが、それでも音質は極上ですので間違いなく楽しめる一枚であるのは間違いない。今回のツアー、現時点でのベスト・クオリティ・レコーディングがこれです!

(リマスターメモ)
★元々が絶品の高音質。ホール鳴りを抑えるイコライズをして、演奏の輪郭が増しましたが微調整です。

★ナンバリング入りステッカー付でのリリースとなります。

Disc 1 (61:36)
1. Intro. 2. Street Fighting Man 3. It's Only Rock 'n Roll 4. Tumbling Dice
5. Just Your Fool 6. Like A Rolling Stone 7. She's A Rainbow 8. You Can't Always Get What You Want
9. Paint It Black 10. Honky Tonk Women 11. Band Introductions 12. Slipping Away
13. Before They Make Me Run

Disc 2 (66:01)
1. Sympathy for the Devil 2. Miss You 3. Midnight Rambler 4. Start Me Up
5. Jumping Jack Flash 6. Brown Sugar 7. Gimme Shelter 8. Satisfaction