ホーム | The Rolling Stones > 2017-18【取り寄せ】THE ROLLING STONES - SOUTHAMPTON 2018(2CD)
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【取り寄せ】THE ROLLING STONES - SOUTHAMPTON 2018(2CD)[IMPORT TITLE]

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Live at St. Mary's Stadium, Southampton, UK 29th May 2018

 2018年版「NO FILTER」ツアー二週目に行われたロンドン・スタジアムでのライブ二日目において、ショーが後半に差し掛かったところからミックが調子を落としてしまった様子は先週リリースの「LONDON STADIUM 2018 2ND NIGHT」にて克明にドキュメントされたのは記憶に新しいところ。それだけにツアー三週目、最初のショーとなるサウサンプトン(またの名をサザンプトン)ではミックの調子が心配されましたが、幸いにも彼は見事に復調。やはり次のショーまでに三日間も空けられたスケジュールが絶大な効果を発揮してくれたのは疑いようがありません。ストーンズだから可能な贅沢スケジュール。こうして今週の「NO FILTER」ツアーからのリリースはサウサンプトン公演と相成りました。
 それにしても、ギグまでに三日間のオフがあるというのはあまりにも大きい。ロンドン二日目で起きたミックの変調に世界中のマニアが不安を覚えたものですが、いざサウサンプトンのステージが始まってみればミックはいつもの好調ぶり。この辺りは流石だと唸らされると同時に、自己管理の鬼である彼からすれば面目躍如というものでしょう。

むしろサウサンプトンではショー序盤におけるバンド全体の「どっこいしょ」感が気になります。オープニングの「Start Me Up」こそ好調な滑り出し(ロンドン二日目とはミックの歌が雲泥の差)だったのですが、次の「Let's Spend The Night Together」は昨年秋を思い起こさせるかのようなもったりテンポ。ロンドン二日目と聞き比べてみても明らかに勢いが足りない。幸いにも次の「It's Only Rock 'n Roll」からエンジンがかかり始めるのですが、この日の前半のストーンズは大都市ロンドンでの二公演(さらにはダブリンも)を終え、ちょっと気楽なモードに移った時の典型といった感じがします。
エンジンが全開!となるのは「Under My Thumb」から。その演奏はロンドン初日をも軽く凌ぐ素晴らしさ。何と言ってもここでのミックが絶好調で、演奏が終わった後も「say it’s alright」を繰り返してオーディエンスを煽りまくる。それに合わせてチャーリーが再びリズムを刻み始めるので、もしかしてこの曲史上初のリプライズか?と期待しますが、無情にも演奏はおしまい。それくらいミックがバンドをグイグイと引っぱってくれた演奏なのでした。この勢いある演奏からスローな「Sweet Virginia」へ移る展開がまた大正解。ここでもミックを中心としたバンド全体で素晴らしい演奏を聞かせてくれますし、カール・デンセンが間奏で吹いたサックス・ソロもいい感じ。毎回のショーで所謂「目玉」コーナーとなりがちなパートですが、ここでも相応しい演奏が披露されたという訳です。
ところがそのままの勢いで突っ走ってくれないのがサウサンプトンでのストーンズ。中でも「Paint It Black」はツアー開始後それまでの三回のステージで聞かれたような力強さが足りません。そんな一筋縄ではいかぬ中、意外にも「Miss You」から再び覇気のある演奏を聞かせてくれるのだから面白い。同曲のイントロが始まった瞬間から「気合、再注入」的な力強さがはっきりと伝わってくる。そして「Midnight Rambler」ではここでもロニーが爆裂ギター・ソロで演奏を一気に盛り上げてくれるのが頼もしい。

ここまでショー全体を通して頑張ってきてくれたミックですが、終盤を迎える「Brown Sugar」からちょっと声が苦しそう。とはいってもロンドン二日目での「Start Me Up」における、あのガックリとテンションが下がってしまった時と比べたら全然歌えている。要するに病み上がり的な場面が最後で見え隠れしてしまった訳ですね。それでもなお、踏ん張ってショーを最後までこなしてみせたミックには頭が下がる思いです。
そして久々にサウサンプトンに現れたストーンズを前にオーディエンスは大熱狂。限定プレスCDにて今回リリースされる音源もそれを物語るかの如く、周囲の盛り上がりを捉えた録音状態。幸いにも演奏をかき消すような合唱などはないのですが、代わりにテーパーの近くで喋る女性(オバチャン)の声が周期的に大声を発します。例えば「Start Me Up」の最中でゲラゲラと笑い上げたかと思えば「Tumbling Dice」では大声を発する。これが今回の音源のマイナス・ポイントかと。
ただし演奏自体はかなりオンなバランスで捉えられており、それを今回のリリースに際してイコライズにてアジャストした結果、元の録音状態と比べてかなり演奏の輪郭がシャープになるというアッパー感が産み出されています。元のオーディエンス録音を入手された方などは是非とも聞き比べていただきたい。
ここまで触れてきた周囲の盛り上がりに関しても単に騒がしいということはなく、それどころか「You Can't Always Get What You Want」のエンディングなどはミックの煽りに応じてすさまじい盛り上がり。これは聞いていて思わずアツくなってしまいます。その反面キースの「The Worst」のような静かな演奏になると意外なほど周囲も大人しくなるのですが、もしかしたら騒いでいた連中がトイレに向かっただけなのかもしれませんね(笑)。そんな調子でステージの上と下の両方で山あり谷あり、これは面白い音源!

★ナンバリング入りステッカー付でのリリースとなります。

Disc 1 (62:48)
1. Intro. 2. Start Me Up 3. Let's Spend the Night Together 4. Tumbling Dice
5. It's Only Rock 'n Roll 6. Just Your Fool 7. Under My Thumb 8. Sweet Virginia
9. You Can't Always Get What You Want 10. Paint It Black 11. Honky Tonk Women
12. Band Introductions 13. The Worst 14. Before They Make Me Run

Disc 2 (54:33)
1. Sympathy for the Devil 2. Miss You 3. Midnight Rambler 4. Jumping Jack Flash
5. Brown Sugar 6. Gimme Shelter 7. Satisfaction