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PINK FLOYD - DEFINITIVE TOKYO 1972 2ND NIGHT(2CD)[Sigma 206]

販売価格: 3,800円 (税込)
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Live at Tokyo Taiikukan, Tokyo, Japan 7th March 1972 PERFECT SOUND(from Original Masters)

・・・そう、それは既に過去のものとされ、決着が付いていた筈の音源でした。しかし録音者本人から提供されたそのマスターテープには未知の新発見シーンが多々含まれ、最底辺まで貶められた評価とレッテルを180度覆す驚異の特級サウンドだった・・・。新年早々ピンク・フロイド音源史に激震が走る、そんなとてつもない音源が電撃登場です!!

1972年3月、ピンク・フロイド2度目の来日公演。初期構想の" THE DARK SIDE OF THE MOON "を引っさげて姿を現した彼らはこのとき計6回の公演を行い、その全てに非公式録音が残っています。当Sigmaレーベルからも各公演の特上タイトルが群雄割拠でひしめいていますが、このうち3月7日・東京公演2日目の録音に今回、無視出来ない大きな動きが起こったのです。この日の模様を収録したタイトルと言えば、当レーベルが2016年にリリースした『TOKYO 1972 2ND NIGHT (Sigma 161)』が未だ記憶に新しいところでしょう。このRecorder 2はそれまで3月7日公演を唯一収録したソースとして知られていたRecorder 1、すなわち海外ZEUSレーベルの『LIVE IN TOKYO 1972 (Zeus Z907001/2)』で不完全収録だった「太陽讃歌」を史上初めて完全収録し、しかもRecorder 1とは天と地ほどの差がある特級音質でショウの全てを収録していた為に、そのサウンドを耳にした誰もが頷く3月7日録音の決定盤となった訳です。この決定的タイトルが登場した事で当然、ZEUS盤は過去の遺物になった訳ですが・・・さぁここからが本題。

ところが2017年末、当店を通じてSigmaレーベルに一本のテープが録音者御本人から持ち込まれました。それは我々が長年聴き馴染み、現在では見向きもされなくなったあの『LIVE IN TOKYO 1972 (※ 以降、" ZEUS盤 "とします)』に使用されたRecorder 1の、オリジナル・マスターテープ現物だったのです。しかし如何にオリジナルとはいえ、一度でもZEUS盤をお聴きになった事がある方ならば低音の欠けたあのサウンド、高音域は調整され、ディスク2からは右チャンネルの音圧が落ちて定位が極端に左寄りになるというあの忌わしい音像を思い出すでしょう。しかしそれを再生した瞬間に事態は急変し、スタッフの1人が思わず言葉を漏らしたのです。「え・・何これ・・・?」

その鋭い透明感、畏怖さえ抱くほど濃密な音の太さ、そして微塵もブレない定位から真っ直ぐに、そして立体的に飛び出す演奏音・・・。

録音機周辺に聴こえる話し声の内容、楽音の欠落位置、チューニングの様子、そしてMCが入る位置とその内容は確かに、私達が3月7日の音源として耳馴染ませていたあのソース・・・しかしそのサウンドは上記の通り全くの別物で、これには正直レーベルスタッフ全員が戸惑いを禁じ得ませんでした。それだけでなく、何とこのオリジナルのRecorder 1にはZEUS盤で無残にも曲途中でブツ切りにされ、結果的に後進のRecorder 2 = Sigma 161盤に世界初登場を許す事になったあの「太陽讃歌」がほぼ完全な姿で収録されていたのです!!

1999年にどの様な経緯であのZEUS盤が制作されたのか、これは私達にも分かりません。ただ録音者としてもあれはZEUS盤制作のために音源提供したのではなく、テープトレードで出したものがめぐり巡ってダビングを重ねられ、その世代落ち極まった劣化テープをイコライズで体裁を整えて音盤化したものがZEUS盤だった・・・というのが恐らく真相なのでしょう。でもそれだけにこの原音には、ZEUS盤には無い(= カット・編集された)オリジナル録音ならではのシーンが多々含まれているのも興味深いトピックなのです。例えば「スピーク・トゥ・ミー」は今回冒頭0分00秒 - 03秒で録音ボタンを一時停止するシーンが入っているのですが、ZEUS盤では一時停止後のシーンから収録しているためこの部分が入っていません。またここから繋がる「生命の息吹き」もZEUS盤の様にフェイド・イン処理されずストレートに始まるなど、ディスクスタート直後から原音未加工の初登場シーンがお目見えするのです。

そして当然ながら、違いは音質にも如実に現われています。まず目立つのが「走り回って」で、ZEUS盤よりタフで骨太な音像で出ているだけでなく、ギターのカッティングやベースの動きが鮮やかで密度の高い音として出ており、曲単体での聴き応えが格段に上がっているのが分かると思います。「虚空のスキャット」も放射している音色の質と輝きが全く違っており、マスター・サウンドならではの音の拡散と充満に驚かされます。中盤で各モノローグSEが剥き出しになる箇所からオルガンが再浮上してゆくシーンなどはその最たる箇所で、あの変形屋根特有の反響の生々しさをRecorder 2以上のリアルさで捉えているのですから驚きです。「マネー」は聴き応えの全く違う音密度の濃さを堪能出来るでしょう。マッシヴに出る反復リズムの中でギターが多弁・多様に即興メロディを発する姿もその鮮明さと躍動感が桁違いです。「望みの色を」もギターが格段に鮮烈な音で飛び出し、バックの控えめな演奏との対比と構図が掴み易くなっていますし、「狂気日食」終演後に入る当時の人気DJによるMCも、あの特徴的なイントネーションで発される声の浮き立ちと明瞭感が圧倒的に向上しており、史実と音源の重要性がますます高まっているのを実感されるでしょう。

ショウ後半となるディスク2は、御存知の通りZEUS盤ではショウ後半を通して右チャンネルの音圧が落ちて定位が著しくアンバランスになっていました。しかしこのオリジナル原音では全くそんな問題は生じておらず、Recorder 1本来の鋭いサウンドで進行します。ZEUS盤を聴いた事がある方なら、このショウ後半が定位に何も問題を抱えていない状態で聴けること自体に信じ難い思いを抱かれる筈ですが、更にこのディスク2冒頭はZEUS盤よりも約7秒間ほど手前から音が始まっている点も見逃せません。ZEUS盤ではその約7秒間に渡る録音開始部分冒頭を切ってフェイド・インで登場するのに対し、本作はフェイド処理一切無し、原音そのままの姿で登場するのです。

そしてそれ以上にアドヴァンテージを拡げるのがここでも音質です。ZEUS盤と違ってこのオリジナルのサウンドは驚くほど直接的な音であり、ディスク1以上の威力でこちらに襲い掛かり、迫ってくるのですからたまりません。そんな中で興味深いのは「吹けよ風、呼べよ嵐」の終曲後に登場する約5分30秒間ものチューニング場面でしょう。当時のフロイドのチューニング・シーンについて今も語り草になっているのは「長いチューニングを新曲だと思っている人が多かった」という逸話ですが、Recorder 1本来の音像で聴けるこの部分はまさにそれを実体験出来るシーンとして甦っているのです。各楽器の音が鋭く、時にまろやかに飛来しては拡散してどこかへ消えてゆくこの音像は真にマスター・サウンドならではと言え、当時多くの人にそうした誤解を与えた事が非常によく分かる傑出シーンとなっています。「ユージン、斧に気をつけろ」はスクリーム前のミステリアスな浮遊感とスクリーム後に一変するエネルギーの変化に確かな密度と重みが備わり、魂を深いところから突き動かされる衝動をお感じになるでしょう。終曲後は再びチューニングに入りますが、各楽器の響きの調整がSigma 161盤、すなわちRecorder 2以上に直接的な音で聴けるのも特記されます。

中音域の向上が著しく、ギター・フレーズの淡い音色の拡散と沁み込む様な響きの麗しさが際立つ「エコーズ」終演後には再び当時の人気DJによるMCが入ります(※ Recorder 2はこの部分未収録。ZEUS盤=Recorder 1ならではのシーンです)。このMC後には一時停止の際に発生したと思われる一瞬の異音が入っているのですが、実はこれもZEUS盤でカットされていた部分で、この区間約2.5秒間も今回はオリジナルそのままの生々しさを残しての
登場です。そして「太陽讃歌」はRecorder 1 史上、初の完全収録。ZEUS盤は曲の途中でフェイド・アウトしており(※ 本作トラックタイム5分25秒以降が入っていません)、何とも後味の悪いディスクエンドを迎えていましたが、本作はそれ以降のシーンが終曲後の12分05秒まで約6分間に渡り初登場、終演までばっちり聴き通せるのです。唯一、5分39秒〜6分10秒までの約30秒間は音が失われており(※ 恐らくテープ・チェンジのため)、ここはRecorder 2『TOKYO 1972 2ND NIGHT (Sigma 161)』から部分補填して次の様な繋がりになっています。

(1) 5:25 - 5:39 今回のRecorder 1 マスターテープ
(2) 5:39 - 6:10 Recorder 2 (『TOKYO 1972 2ND NIGHT (Sigma 161)』)
(3) 6:10 - 12:05 今回のRecorder 1 マスターテープ(※ 終曲後の歓声まで)
(4) 12:05 - 12:31 Recorder 2 (※ 終曲後の歓声続き。
『TOKYO 1972 2ND NIGHT (Sigma 161)』に残された同曲12:05以降の同日同会場・別位置による歓声をディスクエンドまで補填)

つまりZEUS盤は(1)と(3)が入っておらず、本作はマスターテープなので当然(1)と(3)が入っているので、この約6分強が初登場部分となる訳です。こうして文字情報にして書き出すとツギハギで聴き辛い様に見えますが、御存知の通りRecorder 2もかなり秀逸な高音質ソースです。しかもソース・チェンジの部分は波形レベル1/1000で繋ぎ、ミリ秒単位で丁寧なトリートメントを施していますので聴感上の違和感はほぼ皆無に等しく、初登場部分の興奮を最大限に惹き出したスムーズな繋がりと仕上がりが実現しています。

最後に今更ながらの話ではありますが、音源史的に見るとこの72年3月7日は2016年にRecorder 2が登場するまでRecorder 1しか存在しない、言わば72年日本ツアーのエアポケットの様な公演日でした。それしか無かったわけですから仕方が無いとは言え、我々はこれまでオリジナル原音から随分と乖離したその" 旧・Recorder 1 "の音と全体像でこの録音を評価していた訳です。しかし今回、オリジナルのカセット・マスターによる真のRecorder 1全体像が登場した事で、この3月7日は72年全公演中でもトップクラスの録音が2つも揃っていた幸運に気付かされる筈です。これはこの公演の理解度を異なる視点で深める決定的な手段となるのはもちろんのこと、私達日本のファンが共有する72年日本公演の史実と考察を格段に補強して高める事に繋がるでしょう。その手応えある知の拡大を今週末、是非お確かめ下さい。Recorder 1の聴感評価、及び3月7日の理解度が信じ難いほど高い位置に引き上がるモンスター・タイトルです!!


★ZEUS「LIVE IN TOKYO 1972」のマスター音源。音質は今回の方が遥かに良い
★ZEUS盤は今回盤のDisc2 7trk 5:39以降は入っていない

●ZEUS盤との比較概要
1.音の比較は今回盤がナチュラルな太い音で収録されているのに対して、ZEUSは低音が薄く、高音は調整されており、さらに高い高音が入っていないので、ジェネ落ちしたテープをイコライズで体裁を整えた質感。 今回盤の方が高いレベルで圧倒的に質も音も良い。

2.今回盤はDisc1 1trk 0:00 - 0:03 の一時停止する部分が入っている。その後の本編スタートもフェードインせずストレートに収録しているので、フェードイン処理しているZEUS盤に対して鮮明になっている。

3.Disc2冒頭はZEUS盤は深いフェードインを掛けて何が何だかわからない状態になっている。 おそらく口笛の音がイコライズによりピーキーになってしまった為の処理かと思われます。今回盤はフェードインせずストレートに収録。

4.ZEUS盤はDisc2全体を通して右チャンネルの音圧レベルが落ちているので定位が著しくアンバランスになっている。音質も今回盤に対してはもちろんの事、ZEUS Disc1に対してもかなり劣化している。

5.今回盤Disc2 5trk0:08 以降の2.5秒間を削除している。 確かに一瞬の異音が入っているが、歓声が繋がっている部分なので収録した方が良い部分かと思われます。

6.ZEUS盤は当店盤Disc2 7TRK 5:25以降が入ってない。
今回盤のDisc2 7TRKは下記なので、
(1)5:25 - 5:39 今回のテープ
(2)5:39 - 6:10 別音源テープ
(3)6:10 - 12:05 今回のテープ
ZEUS盤は同じソースを使っているが、(1)(3)が入ってない。
当店盤はマスターテープなので、当然(1)(3)が入っており、この部分が、このソースの初登場部分となります。

★ナンバリング入りステッカー付でのリリースとなります。

Disc 1 (49:02)
The Dark Side Of The Moon
1. Speak To Me 2. Breathe 3. On The Run 4. Time 5. Breathe(Reprise) 6. The Great Gig In The Sky
7. Money 8. Us And Them 9. Any Colour You Like 10. Brain Damage 11. Eclipse 12. Goro Itoi MC

Disc 2 (67:08)
1. One Of These Days 2. Tuning / MC 3. Careful With That Axe, Eugene 4. Echoes
5. Goro Itoi MC 6. Tuning 7. Set The Controls For The Heart Of The Sun ★5:39 - 6:10 / 12:05 - 最後まで既発「Tokyo 1972 2nd Night」補填