ホーム | The Rolling Stones > Others【取り寄せ】THE ROLLING STONES - BARCELONA 2017(2CD)
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【取り寄せ】THE ROLLING STONES - BARCELONA 2017(2CD)[IMPORT TITLE]

販売価格: 2,800円 (税込)
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★ギフト・タイトル(一部レーベル限定)の対象品です。


Live at Estadi Olimpic Lluis Companys, Barcelona, Spain 27th September 2017

 ルッカに次いで行われたのは9月27日のバルセロナ公演。この日の関しては先週のギフト・アイテムとして音源がリリースされたばかり。手に入れられて聞いてみた方も多いかと思われますが、そこに収録されたオーディエンス録音は2017年の基準からすると、はっきり「B級」クオリティ。そもそも音像が遠かった上に歓声が耳障り、とどめは低音が割れてしまうといった有様であり、あくまでバルセロナを真っ先に聞いてみたいマニアの為にリリースしてみせたという、これこそギフト・レベルに留めるべき音源でしょう。幸いなことに、この音源の数日後には別のテーパーによる新たなオーディエンス録音がネット上に現れてくれました。
 「recorder 2」と呼ぶべき今回のニュー・ソースですが、今回の「NO FILTER」ツアーにおけるオーディエンス録音の二大巨頭と呼んでも過言ではないハンブルクと今回のルッカのようなクオリティには及びません。それどころかこれまでリリースしてきた他の公演と比べても劣ってしまう感は否めず。ところが先にギフトでリリースしていた「recorder 1」と比べれば格段に良い音質である。そこが今回の限定のプレスCDにてリリースに踏み切った要因なのです。
 これまでの公演のオーディエンス録音と比べると距離感を覚える音像であり、その点が今回の音源における最大のウィークポイントだと思われます。とはいっても「recorder 1」のようなボヤボヤした音像とはまるで別次元。演奏の輪郭はあくまでシャープですし、それでいて歓声が演奏のディティールを隠してしまうようなこともなく、何よりオーディエンス録音を聞き慣れてきたマニア(いや、そこまでハードルは高くないレベル)であれば間違いなくエクセレントなレベルであり、余裕で聞き込めてしまうクオリティ。確かに距離感のある音像ではありますが、それでもなお全体のバランスとクリアーな質感は非常に素晴らしい。
 そして何よりも魅力的なのが、盛り上がりまくるバルセロナのオーディエンスの熱狂をいい感じのバランスで捉えてくれた臨場感。これが「recorder 1」においては臨場感と言うレベルを超えてしまい、耳障りなバランスにまで堕ちていたものです。その点こちらは絶妙なバランス。オープニングの「Sympathy for the Devil」から積極的に大合唱。そんな壮絶な盛り上がりながらも、リスニング上のストレスとなるような奇声や熱唱が飛び交うような状態となっていないところが今回の音源のいいところ。

 そんな壮絶な盛り上がりを前に、ストーンズも序盤からいい感じの演奏を聞かせてくれます。名演チューリッヒの後、そのまま駆け上るかと思いきや、そうは問屋が卸さなかった(笑)今回同時リリースとなるルッカのショー前半とは違い、この日はショー序盤からストーンズは快調。今回のツアーではフラッシュ・ポイントとなる「BLUE & LONESOME」からの二曲を待たず、既に「Tumbling Dice」からバンドのエンジンがフルになった様子が伝わってきます。それだけに「Under My Thumb」の演奏は最高の仕上がり。今回のツアーでは久々にレギュラーな扱いに近付いたこの曲ですが、それと同時に今のストーンズが無理なく演奏できる60年代ソングと言う点でも重要な役割を果たしているのではないでしょうか。
 と、ここまではツアー序盤とは違った見事な演奏が披露され続けていたのですが、この日唯一の汚点と呼べるのがリクエスト・ソングの「Rocks Off」。例によってチャーリーを中心としてもたつき気味の雰囲気である上、ミックも歌に入り込めていない感じがありありと。これは一重に久々の演奏ゆえの「ブランク」と言うべき状態でしょう。それでも今の高齢ミックが1994-95年ツアーで歌った時のように高音メロディのパートをバーナードに丸投げすることなく、苦しそうながらも歌い切っている点は尊敬に値するもの。

 一方バルセロナのオーディエンスの盛り上がりは過熱する一方で、この後の「Paint It Black」ではエンディングのハミングまでミックと一緒に合唱する様に思わず爆笑!これほど愉快な盛り上がりのライブと言うのもそうそうありません。メジャー・ソング「Miss You」辺りは当たり前としても、この曲までハミングしてみせるとは、さすがは情熱の国で行われたコンサートだけのことはある。
 ここまで壮絶な盛り上がりを見せたバルセロナのオーディエンスを前に、まるで彼らを圧倒するかのごとく最高の演奏となったのが「Midnight Rambler」。チューリッヒや今回のルッカでも最高の演奏が繰り広げられましたが、ここでの演奏もまったく引けを取らない素晴らしさ。その秘訣はツアー開始後には見られなかったようなチャーリーの奮起したドラミング。そうした展開は毎晩ミック・テイラーが加わっていた2014年のヨーロッパ・ツアーの頃には当たり前な激しさだったのですが、今回のツアーにおいては初めてと言っていいほど。2017年のストーンズが「On Fire」する瞬間が捉えられた名演と断言いたしましょう。
 チャーリーがその気になってくれればストーンズはこれだけ演奏のボルテージは上がる。そしてこの日は「Rocks Off」以外にレア、あるいはワン・オフなレパートリーが控えられたこともショー全体の素晴らしさへとつながったのかもしれません。ショーが終盤へ向かうとバルセロナのオーディエンスの盛り上がりもピークに達し、フィナーレの「Satisfaction」がまた凄まじい合唱の嵐。聞いているこちらまでもがアツくなってしまいそうなほど。

 最初にも触れましたように距離感のある音像を持った音源ですので、それ故に生じるホール・エコーを緩和するイコライズを施した結果、元の音源と比べて演奏の輪郭がよりシャープになった点はプレスCDリリースに相応しいアッパー感を実現。今回の音源は何故か曲間でチリチリとした質感があり、それを緩和あるいはアジャストすることは不可能でしたが、それでもなお、元の音源と比べて格段に聞きやすい状態へと昇格し、何よりも壮絶な盛り上がりをストレスなく楽しめるアイテムとなりました。バルセロナでストーンズとオーディエンスの両方が燃え上がった壮絶なケミストリーのドキュメント!

★ギフト盤「LIVE IN BARCELONA」とは別マスター。音質はこちらの方が遥かに良いです。
★ナンバリング入りステッカー付でのリリースとなります。

Disc 1 (71:52)
1. Intro 2. Sympathy for the Devil 3. It's Only Rock 'n Roll 4. Tumbling Dice
5. Just Your Fool 6. Ride 'Em on Down 7. Under My Thumb 8. Rocks Off
9. You Can't Always Get What You Want 10. Paint It Black 11. Honky Tonk Women
12. Band Introductions 13. Happy 14. Slipping Away

Disc 2 (60:18)
1. Miss You 2. Midnight Rambler 3. Street Fighting Man 4. Start Me Up 5. Brown Sugar
6. Jumping Jack Flash 7. Gimme Shelter 8. Satisfaction